こんにちは!漢方薬剤師の白井です。
今日は分子栄養学の観点からビタミンCのお話をします。
ビタミンCと聞くと、肌を良くするものというイメージがあるのではないでしょうか?
若い女性がビタミンCのサプリや美容液を宣伝しているので、そのイメージがありますし、美肌につながることは間違いありません。
しかし、ビタミンCの効果が美肌だけと思ったらとてももったいないのです!
ビタミンCは免疫の向上に寄与します。
血中でウイルスと戦う“インターフェロン”という物質や“抗体”の濃度を高める働きがあります。
実際に1日1gのビタミンCを摂取していたことで、風邪の発生を減少させたという報告もあります。
ビタミンCは強い抗酸化力を持っています。
酸化=体がサビていくこと。つまりビタミンCは体のサビ取や、老化に対抗する力を持っているのです。
今後のさらなる研究が必要ではあるものの、がんや白内障の発症を抑える可能性があるとの報告もあります。
ではビタミンCは、どのくらい量を摂取すれば良いのでしょうか。
食事から摂取している量はおよそ100mgです。
しかし分子栄養学では、1日に2000-3000mgを推奨するケースもあり、
その場合では100mgでは到底足りていないと言えます。
ビタミンCがどのくらい体に必要なのかは個人によって異なります。
例えば、タバコを吸う人と吸わない人によっても違います。
タバコ1本につき体内のビタミンCは25mg失われてしまうのです!
それ以外にも、ストレスの多い生活をしている人はそうでない人に比べて
体内のビタミンCの消費が激しくなるため、必要なビタミンC量は多くなります。
ビタミンCは大量に服用すると下痢を起こします。
下痢が起こる手前のビタミンC摂取量が、その人にとって必要な一番ベストな摂取量だと言えます。
まずは少量からビタミンCの摂取をしてみることをおすすめいたします。
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